「1995 fujian」Photos by Yoshihiko Ueda

東京・代官山のアートギャラリー gallery ON THE HILLで写真家の上田義彦による個展「いつでも夢を」が2023年8月13日（日）まで開催されている。

「1992 beijing」

「2001 beijing」

上田は24歳でデビューして以来、40年以上にわたって森や川、自身の家族、ポートレイト、建築などさまざまな被写体と向き合いつづけてきた。同時に多くの広告制作を手がけ、サントリーウーロン茶の広告写真は氏の代表作として知られる。

「2002 harbin」

「1999　Shanghai」

本展では、サントリーの広告シリーズから、8×10カメラで撮影された作品と上田がロケの合間に35mmフィルムカメラで撮影したスナップ写真を展示。

「展示会場風景」Photos by Noritoshi Kuroki

コピーライターの安藤 隆やアートディレクターの葛⻄ 薫らとともに制作されたこれらの作品は、1990年から2011年まで南は海南島から北はハルビンまで、ロケ地を求めて中国各地を巡った旅の記録であり、変容する中国の記録でもある。

写真集「いつでも夢を」Photo by Yoshihiko Ueda

会期中には、345点の作品を収録した写真集「いつでも夢を」が赤々舎から出版されるほか東京・六本木の小山登美夫ギャラリー六本木では、上田義彦「いつでも夢を・永遠要憧憬」が8月26日（土）まで同時開催されている。